【取材:読売新聞】
平成21年10月12日発売 美容と健康より抜粋
定期的に注射「劇的効果」
足利市内の主婦(60)は今年1月、美容外科の宇都宮竹内クリニック(宇都宮市)で「プチ整形」を受けた。額の横じわは、筋弛緩薬でしわを伸ばすボトックス注射を行い、口の脇の肌のたるみには、ヒアルロン酸を注射した。
約10分の治療を終えて帰宅すると、家族から「きれいになった」と驚かれたという。「手術と違い、注射ならば化粧品やエステと同じくらい手軽に治療を受けられる」と振り返る。
50歳を過ぎた頃から鏡を見るたび、「老けたなあ」とため息をついていた。
肌の手入れに気を遣っていたので、顔にはしみはないが、しわとたるみは防ぎようがなく、気分もふさぎがちだった。
そんなとき、注射で治療できること知り、勤務先の会社の定年退職を機に治療を決意した。「『きれいになった』という実感が自信につながり、第二の人生も明るくなる」と話す。
自由診療のため、治療費はまちまちだが、ヒアルロン酸、ボトックス注射とも
1回5万円程度から受けられる。治療した竹内重夫院長によると、しわやたるみの治療はこれまで、皮膚にメスを入れて引っ張る手術が主流だった。最近はこれに加えて、注射による治療が人気だ。ボトックス注射は薬で筋肉の動きを抑えてしわを伸ばす。ヒアルロン酸や、繊維状のたんぱく質であるコラーゲンの注射は、これらの有効成分を皮膚の表皮の内側の「真皮」に注入し、皮膚を押し上げてしわを消す。
真皮には本来、コラーゲンやヒアルロン酸が含まれており、皮膚の張りや弾力性を保っている。ところが、加齢とともに、この有効成分は減ってしまう。皮膚に弾力がなくなり、40歳くらいから、しわやたるみに悩む女性が増えてくるという。目や口のまわりはよく動くのでしわが出来やすく、ほほや首は皮膚が垂れ下がりやすいので、たるみの頻出場所だ。
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